tvkニュース(テレビ神奈川)
護衛艦で使用する食料品を不正に納入し見返りに接待を受けたとして、収賄の罪に問われている海上自衛官の男の裁判が29日、横浜地裁で始まり、男は起訴内容を認めました。
この裁判は去年5月までのおよそ1年半の間、発注と異なる食品の納入を見過ごす見返りに、横須賀市の食品卸業者「明食」から高級クラブであわせて110万円余りの接待を受けたとして、海上自衛隊横須賀造修補給所に所属する今井伸幸被告が収賄の罪に問われているものです。 29日の初公判で今井被告は「間違いありません」と起訴された内容を認め、弁護側も事実関係については争いがないとしています。
検察側は冒頭陳述で「業務を通じて知り合った業者の社長にかねてより飲食代などを負担してもらう交際を続けていた」ときっかけを述べ、「自ら受領検査をすれば不正な納入が発覚しないと考え業者側に提案した」などと指摘。 さらに12月上旬に今井被告を追起訴する見通しであるとしました。
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