奈良県大和郡山市の踏切で全盲の女性が電車にはねられて死亡した事故を受け、国土交通省は9日、道路のバリアフリーに関する指針を改定した。踏切手前と踏切内の点字ブロックについて設置を促す内容で、道路を管理する全国の自治体に同日、通知を出した。
事故は4月25日に発生。国交省によると、事故があった踏切の手前には点字ブロックが設置されていたが、劣化していたという。女性が踏切の外側にいると誤認していた可能性があり、視覚障害者団体などから意見を聞き、対策を検討していた。
バリアフリー法に基づく指針は点字ブロックが必要な場所について定めているが、これまでは踏切について記載がなかった。実際、大半の踏切で内側にはブロックが設置されていないという。
今回の改定で、踏切手前のブ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル