国の重要無形民俗文化財「長崎くんちの奉納踊(おどり)」が7日、長崎市の諏訪神社で始まった。旧長崎市街の五つの踊町(おどりちょう)が、それぞれの町に伝わる自慢の演(だ)し物を奉納した。
早朝の奉納では、籠町が「龍踊(じゃおどり)」を披露。「くんちの代名詞」といわれる演し物で、江戸時代に籠町が隣接する唐人屋敷から習ったのが発祥とされる。長喇叭(らっぱ)や爆竹などの音が響く中、全長約20メートル、重さ約150キロの龍が生きているように躍動し、観客からはアンコールを求める「モッテコーイ」の声がやまなかった。
9日まで。諏訪神社など4カ所の踊場(おどりば)や、市中心部を巡る庭先回りで演し物が披露され、街はくんち一色となる。(米田悠一郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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