暴力団組員であることを隠して航空会社の会員になり、ポイントにあたる「マイル」を不正に入手したとして、警視庁は指定暴力団浪川会系組幹部の谷川英二容疑者(56)=熊本県荒尾市=を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕し、30日に発表した。「ポイントはためたが、規約で暴力団員が入会できないとは知らなかった」と容疑を一部否認しているという。
多摩中央署によると、航空会社のマイルをめぐり、暴力団組員が同容疑で立件されるのは異例という。
谷川容疑者は、国内の航空会社の会員規約に暴力団の利用を拒否する規約があるにもかかわらず、暴力団組員であることを隠して同社のマイレージ会員になり、今年5月、航空機を利用して計1958円相当のマイルを詐取した疑いがある。
2021年以降、約15万円相当のマイルをためていたという。浪川会の活動で航空機を使って各地を移動し、この際にマイルをためたと署はみている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル