祭りがなくなっても、車いすでも、ねぶたを楽しもう――。昨夏、難病と闘う青森市の少年が、開催されるはずだった青森ねぶた祭の運行ルートを、車いすで練り歩いた。その様子は映像におさめられ、ねぶたを楽しみにしている全国の障害者らに届けられている。
昨年8月3日夕方、青森市の青い森公園。ボランティアたちのねぶた囃子(ばやし)に囲まれながら、小山内龍弥さん(14)が車いすで歩み始めた。ところどころ段差を乗り越え、本町方面を回って約2キロ。「体力がもたないのでは」と車で並走した母親の美和子さんの心配をよそに、浴衣姿の龍弥さんはしっかり座り続け、運行ルートを練り歩いた。
龍弥さんは、難病「毛細血管…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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