窃盗の標的とした住宅の敷地内に侵入したとして、大阪府警は17日、大阪市淀川区塚本6丁目、無職の山岡響太容疑者(21)を住居侵入の疑いで逮捕し、発表した。府警は、容疑者らが敷地内の車2台にGPS端末を取り付け、留守中に侵入できるよう住人の行動を監視していたとみている。容疑者は「実際に取り付けたのは私ではない」と容疑を否認しているという。
捜査1課によると、山岡容疑者は他の男らと共謀して2月中旬ごろ、府内の男性方の駐車場に侵入した疑いがある。容疑者らは男性方に窃盗や強盗に入る狙いがあり、GPSで行動を監視していたとみられる。実際の被害はなかったという。
今回の事件は、昨年10月に守口市の女性(76)方で起きた強盗致傷事件などで起訴された原田凌司被告(27)が供述。「車の位置情報はスマホで確認できた」と話したという。
山岡容疑者は原田被告からの指示だったと説明し、「受け取ったGPSは別の人物に渡した」と述べたという。同課は、押収した原田被告のスマホから山岡容疑者と犯行に関するやり取りや車の位置情報を示した画像を確認。犯行を計画した先の複数の住所や財産状況を記したとみられるメモもあったという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル