1匹の雌の黒猫が今月、車の中から助け出された。車の持ち主は1カ月余り入院しており、その間ずっと閉じ込められていたとみられる。幸運が重なって救われた命。骨が浮くほどやせ細っていた体は、順調に回復している。
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5日昼、京都市左京区。京都大iPS細胞研究所に勤めるドイツ人のファビアン・ラウツスさん(33)の目が、民家前の軽乗用車に引きつけられた。ダッシュボード付近に猫がいたからだ。車は長らく使われた跡がなく、中はごみが散乱していた。ドアは施錠され、民家に人影はない。「閉じ込められているのでは」とその日のうちに警察や京都動物愛護センターに相談した。だが、たらい回しにされた末、「対処する法的な根拠がない」と言われて終わった。
「ドイツなら消防に相談すれば…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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