車上荒らし?の証拠品を共謀し強奪か 大阪・パトカー車列襲撃事件

【動画】パトカー車列を車3台のグループが襲撃=通行人の男性提供

 大阪市阿倍野区の路上で21日午後10時半過ぎ、大阪府警が窃盗事件で押収した乗用車をレッカー車で移動していたところ、3台の車が近づき、うち1台から降りた人物が押収車両から荷物を奪って逃走した。残り2台も走り去った。府警は強盗容疑で捜査しており、同日あった車上荒らし事件との関連も調べている。

 府警によると、移動していたのは21日午後、大阪市東成区で起きた車上荒らし事件の現場から走り去った疑いがあった黒の高級外車。防犯カメラ映像から割り出され、東成署員が阿倍野区の駐車場で発見した。ナンバープレートが偽造されていたことなどから、その場では車内を詳しく確認せず、東成署へ運んで調べる予定だった。

 押収車を引くレッカー車の前後をパトカーと捜査車両で挟み、阿倍野区の府道(天王寺バイパス)を走っていた際、白い車が車列に割り込もうとして走り去った。レッカー車が減速すると、後ろから来た別の白い車の助手席から降りた人物が押収車のドアを開け、中から何かを奪って車に戻った。

 この車はレッカー車とぶつかり、後続の一般車にも接触を繰り返して止まった。車内から2人が降りて逃走した。後ろにいた3台目の赤い車も逆走して逃げた。けが人はいなかった。

 府警は、3台に分乗した人物が共謀して荷物を奪ったとみている。

 東成署は証拠品である車の移送について「2台の警察車両で同行するなど適切な方法をとっていた」とし、荷物が奪われたことには「コメントできない。捜査を進める」とした。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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