大阪府警は22日、いずれも西成署生活安全課の男性巡査長(27)と男性警部補(49)を業務上過失致死の疑いで書類送検し、発表した。検察に起訴の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。
捜査1課によると、2人は10月7日、男性(62)を車椅子に乗せて移動中、7階建て集合住宅の1階エントランスで、計20・5センチの段差を見落とし、男性を前方に転倒させ、11月24日に脳挫傷による誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡させた疑いがある。
男性は10月6日に泥酔した状態で署に保護された。転倒は、翌7日に署員5人で自宅に送り届けようとしていたところだった。周辺の防犯カメラには、男性が直前の5~6日、路上などで約10回転倒し、頭を打つ様子などが映っていたという。(甲斐江里子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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