米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、防衛省が軟弱地盤が広がる辺野古北側の大浦湾で県の同意なしに着工して一夜明けた11日も、工事は続けられた。記者が漁船に乗って近づいた現場海域では、作業船が石材を海中に投下し続け、周辺では抗議船が工事反対を訴えた。
大浦湾では10日、護岸造成のため、海上ヤード(資材置き場)を設置する工事が始まった。11日は午前10時ごろから、運搬船が洋上に停泊する作業船に横付けし、山なりに積んだ灰色の石材をクレーンで移し替えた。午後0時半ごろになると、作業船上の2台の重機が石材をすくい、アームを伸ばして海中に投下を始めた。投下は次々と繰り返され、一帯は白い砂ぼこりが立ちこめた。
立ち入り制限区域であること…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル