大阪・梅田の商業施設「HEP(ヘップ) FIVE(ファイブ)」で10月、屋上から男子高校生(17)が転落死し、下にいた女子大学生(19)が巻き添えで亡くなった事故で、施設を所有する阪急阪神不動産は28日、屋上に通じるドアの鍵を関係者以外が開けられないように改修した、と明らかにした。高さ1メートル程度だった屋上のフェンスも約2メートルにする。
事故は10月23日夕に発生。転落した高校生は施設10階の従業員専用フロアから屋上に侵入したとされる。屋上へのドアは火災などの避難時に備え、誰でも解錠できるようにしていたが、火災報知機などと連動した電子錠に変え、勝手に開けられないようにした。
一方、大阪市は今月23日、屋上を調査。転落した場所のフェンスに法令上の問題はなかったが、一部の高さが建築基準法の要件を満たしておらず、改善を口頭で指導した。同社の担当者は「今後もより安全性の高い対策を講じていく」としている。
大阪府警は死亡した高校生について、通行人を巻き添えにする危険性を予測できた可能性もあるとして、重過失致死容疑を視野に調べている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment