福岡県内の新型コロナウイルス感染者のうち、軽症者や無症状者が13日から療養宿泊するホテル「東横イン北九州空港」(北九州市小倉南区)で10日、受け入れのための訓練があり、県医師会や自衛隊、北九州市消防局など9団体の約50人が参加した。
【写真】新型コロナウイルス感染者のうち軽症者や無症状者を受け入れるホテルの一室
県によると、ホテルの219室で感染者を受け入れる予定で、ツインの部屋などでは家族を相部屋にすることもあるという。
この日、参加者は1階ロビーで、患者受け入れまでの工程などを確認。その後、ホテル従業員から建物の構造などの説明を受け、客室や出入り口を視察した。医師の指導を受けながら、医療従事者と患者の行動区域を明確に分ける「ゾーニング」の下見も行った。
意見交換では食事の配膳方法などを共有。医師や災害医療の専門家らが助言し、医療従事者らへの感染を防ぎつつ療養を行うための対策が話し合われた。
防護服の着脱訓練もあり、参加者は着る手順や、ウイルスが体に付着しない脱ぎ方などを自衛隊員に教わった。訓練を受けた女性保健師(50)は「これから頑張っていかなければと改めて気を引き締めた」と話した。(白波宏野)
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