能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市町野町の市立東陽中学校で9日、卒業式が行われた。保護者や教職員らが見守るなか、5人の卒業生は新たな門出を迎えた。
市の指定避難所となっている体育館は使用できないため、式は美術室で行われた。
式の冒頭では能登半島地震の犠牲者を悼み、参加者が1分間の黙禱(もくとう)を捧げた。卒業生代表の答辞では、読み上げた生徒が感極まり涙する場面もあった。
式が終わると在校生からメッセージが書かれた色紙を手渡された。校舎の玄関では保護者らが2列に並んで両手を上げ、アーチ状の花道をつくると、卒業生は花束を抱えて笑顔で通り抜けた。(田辺拓也)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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