能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市で3月11日、世界的な建築家の坂茂さん(66)らが手がけた仮設工房が立ち上がった。注文したのは漆器工房「輪島キリモト」の代表、桐本泰一さん(61)。工房を失った輪島塗の職人は多く、桐本さんは「みんなが早く仕事を再開しないと、地域経済が回らない」と危機感を募らせる。
ビールケースに砂袋…… 工房は2日間で組み上がった
坂さんは、1990年代から世界各地の被災地で、仮設の住宅やシェルターなどをつくる活動を続けてきた。紙の管など入手しやすい材料を使うことで知られる。「建築のノーベル賞」とも呼ばれる「プリツカー賞」を2014年に受賞した。
石川県では、昨年5月の地震…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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