北海道の陸上自衛隊戦車部隊が訓練の成果を競う令和元年度の北部方面隊戦車射撃競技会が28日、北海道大演習場(恵庭市など)で始まり、報道機関に公開された。道内各地の部隊から戦車延べ188両と隊員約560人が参加し、11月3日まで行われる。
公開されたのは全長9・8メートルの90式戦車による小隊戦闘射撃。3人乗り戦車4両が1小隊となり、敵の戦車や兵士に見立てた的に制限時間内で命中させられるかを競う。3キロ以内に8種計14個の的が出現し、レール上を移動する的もある。
「小隊長の射撃指揮に基づいて、迅速で無駄のない射撃ができるかを競う。走行する戦車は揺れ、的との距離も変化する。車長と操縦手、砲手の3人の連携も問われる」と第7師団(千歳市)の広報担当者。
参加した小隊は丘を使ったり、横や前に進んだりしながら射撃を行った。砲弾が発射されると、「ドン」という轟音とともに炎が上がった。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース