農業塾でプロの現場体感 大阪の農家有志が開講、2期生募集

 新たに農業を始めたい人に農作業や農業経営を伝授する農業塾を、大阪府富田林市の農家の有志が始めた。研修期間は約1年間。ダイコンやタマネギなど様々な野菜の栽培を基礎から教え、就農に向けて現役農家ならではの助言もする。高齢化に直面した地域の農業を守るために、農家自らが立ち上がった。今夏に開講する2期生を募集中だ。

 富田林市ではナスやキュウリ、エビイモといった都市近郊農業が盛んだが、担い手の高齢化や後継者不足に悩まされてきた。

 こうした課題を解決して市の農業を発展させようと、農家有志で2015年に「富田林市の農業を創造する会」を結成。府などの事業に協力し、新規就農希望の研修生を受け入れてきた。さらに、自分たちで次世代の農の担い手となる人材を育てようと、クラウドファンディングも利用して資金を集め、昨夏に「きらめき農業塾」を開講した。

 現在は1期生として、地元の南河内地域や大阪市などから20代~50代の17人が受講している。受講生ごとに農場の区画を割り当て、先輩農家の指導をうけ、トマトやナス、キュウリ、ジャガイモなどを栽培。収穫した農産物をマルシェで販売する体験もした。

後半では、農業塾第1期生の感想や、第2期の詳細を紹介します。

 プロの現場を体感してもらう…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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