農林水産省は21日、5年に1度全国各地の農林業の実態を調べる「農林業センサス」について、次回2025年の調査方法の最終案をとりまとめた。有識者会議で了承された。センサスの一部である「農業集落調査」について当初は廃止案が示されたが、民間委託を増やすなど方法を変えて継続することになった。新たな方法にも反対意見が残るなか、異例の決着となった。
今後、総務省の承認を経て正式に決める。
農業集落調査は全国約14万ある集落全てを対象に、「寄り合い」の回数や議題などを調べる。政府統計のなかでも特に重要な基幹統計に位置づけられている。
調査方法を議論する有識者会…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル