「新型コロナで不足する」デマで10倍に
「ふるさと納税」の返礼品にトイレットペーパーなどを扱う苫小牧市で、寄付件数が2月28日から3月1日の3日間だけで通常の約10倍に急増したことが、市への取材で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「トイレットペーパーが供給不足になる」というデマが拡散したことが背景にあるようだ。
市によると、3日間の寄付は1120件で約1900万円。前週2月21~23日の3日間は114件、196万円で、10倍に上る。
王子製紙が工場を構えるなど製紙業が盛んで、市は「紙のまち」をPRするため、ティッシュペーパーやトイレットペーパーを返礼品に加えている。これまでも寄付者の約8割が紙製品を返礼品に選んでいる。
紙製品は「マスクの次に不足する」などと根拠のない情報がインターネット上で流れ、買いだめの動きが出たことで一部店舗で品薄に。ツイッターなどで、苫小牧市が返礼品に扱っていることが紹介され、寄付が殺到したとみられる。苫小牧市と同様に紙製品を返礼品に扱う赤平市や宮城県石巻市も同様の傾向という。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース