司法試験受験生に人気の「伊藤塾」塾長で、弁護士でもある伊藤真さん(64)は、幼少期「理系人間」だったそうです。そんな伊藤さんが弁護士をめざした理由や、決断の際に心がけているという「五つのルール」について聞きました。
小学生の頃は、物作りや機械いじりが好きで、自転車やラジオを自作するほどでした。将来の夢も、鉄腕アトムなどに憧れ、ロボットをつくりたい、と思っていました。
高度成長期だった中学1、2年生のころは、父の仕事の関係でドイツに移住。海外生活を通して、日本のことをもっと知りたいと、日本の歴史や文化に傾倒していきました。
憧れたのが武士道。当時、日本人はエコノミックアニマルと揶揄(やゆ)され、悔しかった。陸奥宗光や吉田茂のような外交官になりたい。高校2年で文転し、外交官の出身者が一番多いとされた東京大学に入学しました。
ところが、外交官の先輩から話を聞き、外交官のイメージが崩れた。地元新聞の翻訳や議員の接待に忙しい、と。
答えられなかった憲法の問いかけ
司法試験をめざそうと思った…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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