広域通信制のつくば開成高校から、世界ランキング上位の米国カリフォルニア工科大学大学院に飛び級合格し、今秋から入学する金子生弥さん(18)。中学2年のある朝起きたら、急に数学を学びたくなり、英語も独学で身につけ、数学研究の世界へ飛び込んだ。
中学2年の夏、朝起きたら突然、数学を学びたくなり、茨城県つくば市の自宅近くの本屋に出かけた。小説「数学ガール」シリーズを全巻読んだが簡単すぎて、古典的な数論の入門書を読破した。
人とかかわるのはあまり得意ではない。数学の授業ですぐに答えを言うと、教師からも変わり者扱いされた。英語は聞くのも嫌で、英検の受験経験もない。ただ、英文の数学専門書を読むうちに自信がついた。聞く・話すは、ユーチューブ上の数学者の講演で学んだ。「4歳からバイオリンを習っていたので、耳はいいんです」
日本人数学者が書いた本に複…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル