通園バスの窓に装飾、外から見えづらく 県と市がきょう特別監査

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魚住あかり、中村純、黒田壮吉

 静岡県牧之原市認定こども園「川崎幼稚園」に通う河本千奈ちゃん(3)が通園バスの車内に取り残されて死亡した事件で、千奈ちゃんが乗ったバスの窓は装飾で覆われ、外からは車内の様子が確認しづらかった。「車内が見えれば気づけたかもしれない」との指摘も出ている。県と市は9日、認定こども園法に基づいて園に特別監査に入り、安全管理の状況を詳しく調べる。

 園などによると、千奈ちゃんが乗っていたバスの車体には、動物や自然のイラストが描かれていた。子どもが座る後部座席の窓も白色系のシールのようなもので覆われていた。

 関係者によると、7日の保護者説明会で、園側は「過去の保護者と相談し、デザインがかわいいので決めた」と説明。増田立義理事長は外から車内が見えづらかったことの影響を問われ、「誠に申し訳なく思っている」と陳謝した。園が使っている3台の通園バスのうち2台は窓全体への装飾はなかった。

 バスは園から南西に約200…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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