東京都大田区のマンションの一室で6月、女児(3)が飢餓と脱水で死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の居酒屋従業員梯(かけはし)沙希容疑者(24)が逮捕前の任意聴取に当初、女児の体調不良を装い、「新型コロナウイルスが怖くて病院に連れて行けなかった」などと説明していたことが捜査関係者への取材でわかった。
梯容疑者が知人男性の住む鹿児島県から8日ぶりに帰宅後、119番通報するまで約50分かかっていたことも判明。女児は搬送時、新しいおむつをはいていたといい、警視庁は、この間に梯容疑者が汚れたおむつを取り換えるなどし、女児を看病していたように見せかけようとしたとみている。梯容疑者のLINEから男性とのやり取りが削除されていることも確認したという。
捜査1課などによると、事件は6月13日午後3時50分すぎ、梯容疑者からの通報で発覚。任意の調べに対し、梯容疑者は長女の稀華(のあ)ちゃんについて「通報の5日ぐらい前から体調を崩し、3日ほど前から食事をとらなくなった」と話したという。
その後の捜査で警視庁は、梯容…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル