逮捕された「神真都Q会」メンバーが反省の弁 医療機関への侵入容疑

 医療機関に無断で立ち入ったとして反ワクチン団体「神真都(やまと)Q会」メンバーの男女4人が逮捕された事件で、一部の容疑者が「団体としての行動を止められず申し訳ない」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は4人が同会の指揮下で立ち入ったとみて、組織の実態把握を進めている。

 公安部や捜査関係者によると、4人が侵入したとされる医療機関は新型コロナウイルスのワクチン接種を行っていた東京都渋谷区内のクリニック。7日午前、神真都Q会の男女12人がワクチン接種に抗議するために押しかけ、このうちクリニック内に入った4人が建造物侵入の疑いで現行犯逮捕された。

 4人は当初、事件を起こした理由について「ワクチン接種は殺人行為なので止めに入った」などと供述。しかしその後の調べに、一部の容疑者が「組織を止められなかった」などと反省の弁を述べ始めたという。

 警視庁は9日に神真都Q会を運営する「一般社団法人神真都Q会」(東京都港区)などを家宅捜索。パソコンや携帯電話など数十点を押収した。同会はホームページで「逮捕は大変不当なものであり、国民の活動に対する明らかな弾圧です」などと主張している。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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