勤務中に知り合った高齢男性から現金をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された、京都府警山科署巡査長の高橋龍嗣容疑者(38)。現役警察官が立場を利用した悪質な犯行に、高橋容疑者を知る人たちからは「信じられない」「警察の信用を失う行為だ」など驚きの声が聞かれた。
高橋容疑者は平成9年に京都市内の私立高校を卒業後、19年に警察官に。警察署の交番を中心に勤務し、犯行当時は同伏見署で交番勤務に就いていた。関係者によると、父親も警察官だったという。
近所の人などによると、十数年前に京都市中京区の戸建て住宅を購入。共働きの妻と子供2人の4人暮らしで、「和やかな雰囲気」だったという。昨年は町内会の役職を務め、運動会にも参加した。
高橋容疑者の自宅には15日午後5時半ごろ、京都府警の捜査員が家宅捜索に入った。
近くに住む女性(75)は「好青年という印象。『伏見の稲荷大社近くの交番に勤めている』と聞き、大変そうだけど頑張って警察官として勤務していると思った。信じられない」と驚きを隠しきれない様子だった。
幼少期から高橋容疑者を知る女性(70)は「子供の頃からしっかり者で、まじめな性格。父親と同じ警察官になったと聞いたときは、父親の背中を見て育ったのだなと感じた」といい、「逮捕されるようなことをする人ではないはずだが、魔が差したのかもしれない」と残念そうに話した。
近所の男性(76)は「本当に詐欺をはたらいていたのなら、警察の信用を損なう行為で残念だ」と言葉少なだった。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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