小学1年生の妹(6)を自宅で蹴って死なせたとして、大津市内の無職の少年(17)が傷害致死容疑で逮捕された事件で、大津・高島子ども家庭相談センター(児童相談所)は5日、兄と妹は家庭の事情で児童施設に保護されていたが、今年4月に施設を出て、母親と3人で暮らすようになったと明らかにした。
センターは家庭の状況を継続的に確認していたとし、7月20日に妹の小学校を訪問したが暴行の痕や変わった様子はなく、以前にも家庭内での虐待の情報はなかったと説明している。
兄妹が21日未明にコンビニエンスストアにいたことについて、センターは滋賀県警から通告を受け、今月4日に母親と面会する予定だったという。妹は今月1日に死亡が確認された。
県警によると、兄は7月下旬から8月1日までの間に、大津市内の自宅で、妹の腹や背中を蹴るなどして内臓破裂などの大けがを負わせ、1日に外傷性ショックで死亡させた疑いがある。県警は認否を明らかにしていない。
妹は1日朝、地元の児童公園から救急搬送され、病院で死亡が確認された。公園にいた兄が、近所の人に「ジャングルジムから落ちた」という趣旨の説明をし、119番通報を頼んでいた。県警は、転落事故を装った疑いもあるとみて調べている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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