福島県は警察官や教員を除く約5500人の全職員向けに、不祥事を防ぐための戒めなどを記した「コンプライアンス必携」を作った。名刺型で、勤務時間以外も携帯させる。公共工事の収賄容疑などで今年、計4人の県職員の逮捕が続いたため、新たな再発防止策として取り組む。
「必携」の1ページ目に記したのは、旧二本松藩主が藩士への戒めとして石に刻ませた「戒石銘(かいせきめい)」だ。「爾俸爾禄 民膏民脂 下民易虐 上天難欺」の16文字の写真とともに「先人の教え」として訳文を傍線つきで載せた。
「お前の俸禄は人民があぶら…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル