10月は半ばに差し掛かり、朝は顔を洗う水がキリッと冷たく感じられるようになりました。これから週末にかけて北日本には寒気が流れ込み、秋から冬へと季節が一歩前進します。詩人が愛した山々も雪化粧し、初冠雪があるかもしれません。
季節が一進一退 北日本には冬の便りも
今夜からあす15日にかけて上空1500m付近には、山で雪となる目安の寒気(0度以下)が東北地方に、平地で雪となる目安の寒気(氷点下6度以下)が北海道に南下する見込みです。このため、北海道では、標高の高い峠や山間部中心に積もるレベルの雪が降り、路面が凍結する恐れがあります。東北地方でも青森県の岩木山や八甲田山、石川啄木や宮沢賢治など日本を代表する詩人が作品のモチーフにした岩手県の岩手山などで山頂が雪化粧し、初冠雪の便りがあるかもしれません。 きょう14日から週末にかけての最高気温をご覧頂きますと、きょう14日は、平年並みかやや高めですが、あす15日以降は、平年より気温の低い日が多くなります。旭川のあすは11度と11月上旬並み。札幌の12度も11月上旬並みと晩秋の寒さです。 東京都心もきょうは23度とこの時期らしい気温ですが、その後は20度に届かない日が土曜日にかけて続くと予想されます。東京都心ではきのう、おとといと2日続けて25度以上の夏日でしたが、週末にかけて季節が大きく前進し、金曜日と土曜日はコートが欲しくなる寒さになります。
服装指数
一般的に気温が5度変わると装いが変わるといわれます。日々の気温のアップダウンが大きくなるこれからの季節、お出かけに何を着れば良いか迷ってしまいますよね。tenki.jpでは日々の服装指数を確認することができます。ぜひ参考にしてみてください。
日本気象協会 本社 樋口 康弘
Source : 国内 – Yahoo!ニュース