首都圏など13都県では22日、新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置が適用されて初めての週末を迎えた。街の様子はどう変わったのか。
東京・原宿の竹下通りでは同日午後、マスク姿の若者や家族連れらが行き交っていた。犬カフェ店員の女性(23)は前週よりもスーツケースを引いた観光客や家族連れは少なくなり、人出自体は1、2割減った印象を持った。ただ、「もっと減ると思っていた。これくらいの人の減り方で本当に感染拡大が収まるのか」と話した。
友人と2人でやってきた都内の高校2年の女子生徒(17)は、外出するかどうか迷ったという。政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長が「ステイホームは必要ない」と話す一方、東京都は不要不急の外出自粛を呼びかけていたからだ。「1カ月前からの約束だったので出かけることにしたけど、今も混乱してます」
一方、都内の高校2年の別の女子生徒(17)は、外出に迷いはなかった。「まわりの友達とも外出を自粛する話は出ていないです」と話した。
22日の各地の人出はどうだったのか。重点措置の適用地域である原宿駅、横浜駅、新潟駅の3駅の周辺を対象に、前週の土曜日(15日)と比べた。NTTドコモの携帯電話の位置情報から推計した午前10時~午後3時のデータでは、前週よりも、原宿、横浜の両駅はともに約8%減、新潟駅はほぼ横ばいだった。(渡辺洋介)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル