今シーズン最強寒気が流れ込んで、6日(木)頃が寒さの底に。その後は気温が上がっていきますが、平年並みでも寒さが厳しい時期です。日本海側は大雪になる所も。
立春は冷たい冬の空気に
あす4日(火)は立春。冬型の気圧配置は一時的で、本州付近は大陸から張り出す高気圧に覆われるでしょう。朝鮮半島付近の低気圧は、夜には東北付近まで進む見込みです。
北海道や東北は風の強い状態が続き、日本海側は雪で、ふぶくでしょう。見通しが悪くなるため、車の運転や交通機関の乱れに注意して下さい。北陸付近も強い寒気が流れ込み、朝晩を中心に雪や雨が降りそうです。
一方、関東から九州の太平洋側は晴れて、風は比較的穏やかでしょう。最高気温は3月上旬並みの所が多い見込みです。日差しがこれまでよりも明るく、光の春を感じられるかもしれません。
強烈な寒気が流れ込む
5日(水)は強い冬型の気圧配置となり、北から寒気が流れ込みます。6日(木)にかけて、札幌や秋田、松江など、今シーズンで一番強い寒気が流れ込み、日本海側は広い範囲で雪になるでしょう。大雪となるおそれがあり、山陰など、これまであまり雪が積もっていなかった所でも、一気に積もる可能性があります。晴れる太平洋側も極寒の空気に包まれて、日中の気温の上がり方は鈍くなりそうです。関東から九州は最高気温が10度に届かず、厳しい寒さになる所が多いでしょう。
7日(金)から8日(土)にかけて、本州の南を低気圧が進む見通しです。晴天が続いている太平洋側は雲が多くなり、沿岸部で雨の降る所があるでしょう。寒気の流れ込みのピークを超えたあとも、冷たい空気に包まれます。今週は毎日、寒さ対策が欠かせないでしょう。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子
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