今週いっぱいは広い範囲で曇りや雨が続きそうです。台風の進み方や梅雨前線の活動によっては、沖縄や西日本で大雨となるおそれも。また、21日(日)は参議院議員通常選挙の投票日ですが、当日の天気が気になるところです。
あすの天気 大気の状態不安定
あす18日(木)は、九州から関東は、南から流れ込む湿った空気の影響で大気の不安定な状態が続きます。午後を中心に局地的に雨や雷雨があるでしょう。激しく降ることもありそうです。気圧の谷や上空の寒気の影響を受ける東北は夜を中心に雨、北海道も一部でにわか雨があるでしょう。日中の最高気温は九州から東北は30度前後で蒸し暑くなりそうです。北海道もほとんどの所で25度以上の夏日でしょう。
沖縄は台風の影響を受ける
台風5号は、今後発達しながら北上する予想です。あすからあさって19日(金)にかけて、先島諸島に接近するでしょう。先島諸島や沖縄本島では雨や風が強まり、あすは先島諸島では最大瞬間風速30メートル、沖縄本島でも25メートルの暴風が吹くおそれがあります。また、海上は大しけとなるでしょう。うねりを伴った高波に警戒するとともに、大雨による土砂災害や川の増水に注意が必要です。
西日本で大雨のおそれも
この先も北海道を除いて、曇りや雨の続く所が多いでしょう。台風5号の北上だけでなく、台風周辺からの暖かく湿った空気が本州付近に流れ込む影響で、20日(土)頃にかけては西日本付近で梅雨前線の活動が活発化し、大雨となるおそれがあります。また、台風5号の動き方によっては、今後の予報が変わる可能性もあるため、最新の気象情報にご注意下さい。なお、日差しが控えめでも、最高気温は30度前後の所が多く、暑さが続くでしょう。
投票日の天気は?
21日(日)は参議院議員通常選挙の投票日です。天気によって投票率が左右されることがあり、雨の日だけでなく、意外にも晴れの日も投票率が上がらないことがあるというデータも。一説には、晴れると投票よりも行楽に出かけてしまう傾向があるため、と言われています。ちなみに、21日は広く曇りですが、台風が予報円の東寄りに進むと、西日本を中心に雨となる可能性があります。なお、2019年は少なくとも関東甲信では、投票日までに梅雨明けとはならない予想です。期日前投票はすでに始まっているため、21日に用事がある方だけでなく、雨の降っていないうちに投票に行ってしまうのもよいかもしれません。
日本気象協会 本社 佐藤 匠
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