あす(23日)は北陸、東北、北海道で、あさって(24日)も北海道では暴風や高波に警戒が必要。吹きかえしの西よりの風で農作物に被害が出る可能性があります。25日と26日は全国的に晴れる見込み。気温は平年より高い日が多く、山の紅葉はやや遅れているようです。
23日~24日は北日本で暴風・高波に警戒を
あす(23日)は大荒れのエリアが北陸や東北、北海道に移動する見込みです。これらのエリアでは次第に風が強まり、海上は大しけになるでしょう。暴風や高波に警戒してください。また、発達した雨雲がかかることで、雷を伴って激しい雨が降る恐れがあります。大雨による土砂災害や低い土地の浸水にも注意が必要です。関東から九州でも雲が広がりやすく、山陰などの日本海側を中心に雨の降る所があるでしょう。
あさって(24日)の日中は、北海道では雨や風の強い状態が続きそうです。また、風向きが23日は東~南東、24日は西~北西と急激に変化する見込みです。吹きかえしの強風によって農作物に被害が出る恐れがあり、十分な注意が必要です。東北の日本海側や北陸、山陰は雨が降ったりやんだりの天気でしょう。一方、太平洋側の地域では晴れ間が戻りそうです。
25日、26日は全国的な晴れ
その先、25日になると、日本付近に高気圧が移動してくるでしょう。この高気圧は大陸の比較的乾燥した空気を運んでくるため、全国的にカラッとした晴れの天気になりそうです。26日も高気圧に覆われた状態が続き、広い範囲で穏やかな日和になる見込みです。27日以降は高気圧が中心を日本の東に移し、秋雨前線の雲が西から広がってくるでしょう。
気温は平年より高い日が多い 山の紅葉は遅れ気味か
この先の1週間の最高気温は、平年より高い日が多いでしょう。関東から西の地域では30度前後まで上がる日もあり、まだまだ半袖の服が活躍しそうです。また、本州の高い山の紅葉は、例年、9月下旬から10月上旬に見頃を迎える所が見られるようになりますが、今年はやや遅れている所もあるようです。この先の1週間も、最低気温は平年より高い日が多く、強く冷え込む日は少ない見込みです。見頃は平年より遅れる可能性があります。
日本気象協会 本社 宮田 雄一朗
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