12日(土)頃にかけて、日本付近への寒気の流れ込みが極端に強まることはない見込み。全国的に気温は平年並みか高い傾向で、季節の歩みはいったん足踏み状態となりそうだ。
週明けは北日本日本海側で雨や雪
6日(日)日本付近は西から高気圧に覆われ、日中は晴れた所が多くなった。ただ、日本海から低気圧が近づいている影響で、北日本では日本海側を中心に7日(月)にかけて雨や雪が降り、雷を伴う所もある見込み。落雷や突風などに注意が必要。そのほかの地域では、7日にかけても晴れる所が多くなりそうだ。
関東は週の前半の方が洗濯日和
8日(火)以降は、日本付近は冬型の気圧配置になる日が多い見込み。このため、天気分布も冬型で、日本海側では雲が多く、北陸から北の地域を中心に断続的に雨や雪が降りそうだ。ただ、強い寒気が流れ込むのは北日本が中心で、さらに長く居座ることもない予想で、雪が長引くこともない見通し。
一方、太平洋側では晴れる日が多くなるが、週の中ごろは関東を中心に雲が多くなる可能性がある。関東では洗濯や布団干しには週の前半の方がより最適といえそうだ。
西日本を中心に15℃超えの日が多い
気温は、12日(土)頃にかけて全国的に平年並みか高い傾向で、東海から西の地域では連日15℃を超える所が多くなりそうだ。関東でも、15℃以上の日が多くなるものの、雲が多い9日(水)はあまり気温があがらず、昼間も厚手のコートが必要な寒さとなる可能性がある。また、全国的に昼間は暖かい地域でも朝晩は冷えるため、一日の中での気温差には注意したい。
13日(日)以降は寒さ・雪とも本格化か
13日(日)は、低気圧が発達しながら北日本を進み、北日本を中心に荒れた天気になるおそれがある。また、14日(月)にかけて、日本付近には平地でも雪を降らせるような強い寒気が西回りで流れ込む見込みで、九州北部などの平地でも雪が降る可能性がある。全国的にも寒さがこれまで以上に本格化する予想のため、雪や寒さへの備えを改めて確認しておきたい。
(気象予報士・佐々木聡美)
Source : 国内 – Yahoo!ニュース