中村英一郎 宮野拓也
新型コロナが5類になって初めての年末年始。街はにぎわっている一方、企業の忘年会や新年会離れは進んでいるようだ。客足の回復について、飲食店からは「期待には届いていない」との声も聞かれる。
民間信用調査会社「東京商工リサーチ」が、大企業や中小企業を対象に10月に行ったアンケート(4747社が回答)によると、忘年会や新年会を予定していると答えた企業は、全体の54・4%。一方、「コロナ禍前はしていたが今回はしない」という企業は21・8%だった。最多の理由は「開催ニーズが高くないため」(53・8%)。「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」(42・2%)が続いた。
「社員の声に向き合ったのでは」
企業の規模別でみると、開催ニーズや従業員の抵抗感を挙げる割合は、中小より大企業が高かった。一方、中小企業は費用面を理由とする割合が高かった。
「コロナ禍前も今回も実施す…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル