進行するがん でも絶対にあきらめない

会社員・遠藤将一さん

 2021年4月、和(のどか)と僕は娘と3人で東京に引っ越してきました。東京での治療にかけようという思いでした。

 ところが、なかなか前には進みませんでした。和は腸閉塞(へいそく)を起こし、人工肛門(こうもん)をつくることになりました。国立がん研究センター中央病院で手術を実施したかったんですが、2週間以上の待ちということで、青森に帰り、青森県立中央病院で手術を受けることになりました。

 僕は、東京駅まで送りに行きました。「手術がんばってね」と声をかけ、ミニブーケをプレゼントしました。

 その後、腎臓から直接管で尿…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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