陸上自衛隊湯布院駐屯地は28日、運転免許証を偽造したとして、水陸機動団特科大隊の男性陸士長(23)を同日付で停職4日の懲戒処分にしたと発表した。
駐屯地によると、男性陸士長は普通自動二輪の免許を取得したが、上司にそれを隠すため2020年8月1、2日に免許証を偽造したとされる。実家のスキャナーで取り込んだ免許証の画像から、パソコン上で「普自二」の文字を消し、交付日を書き換えて普通自動車のみの免許証に見えるようにしたという。
同月4日、県運転免許センターで隊へ提出する運転経歴証明書の交付手続きをした際、偽造した免許証を提出したのがきっかけで発覚。同年10月8日に有印公文書偽造・同行使の容疑で大分県警大分東署から大分地検に書類送検され、同年12月22日に不起訴処分となった。
男性陸士長は理由について、「免許を取ったことを上司に報告するのがわずらわしかった」と話しているという。
水陸機動団特科大隊長の村嶋良太2等陸佐は「国民の生命と財産を守るべき自衛官がこのような事件を起こし、深くおわび申し上げる」などとコメントを出した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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