運転士のアマビエ・チャレンジ 収入激減の「おれ鉄」で

 熊本県八代市と鹿児島県薩摩川内市を結ぶ肥薩おれんじ鉄道(本社・熊本県八代市)の社員が、フェイスブック(FB)上で疫病よけの妖怪を描く「アマビエ・チャレンジ」が話題だ。コロナ禍で収入が大きく落ち込むなか、終息を願う思いを込めた作品で「いいね!」を競っている。

 アマビエは江戸時代の弘化3(1846)年、肥後(熊本県)の海中から現れたとされる半人半魚の妖怪。「疫病が流行したら、私の姿を描いて人々に見せよ」と言ったとされ、一躍注目されるようになった。

 秩父鉄道(埼玉県)がアマビエをモチーフにした入場券を発行するなど、鉄道各社の間でもアマビエ熱が高まった。肥薩おれんじ鉄道のFBを担当する大平智弥運転士が「熊本を走行する我々が何もしないわけにはいかない」と、社員による「今日のアマビエ」企画をスタートさせた。沈みがちな雰囲気を明るくしたいという思いもあった。

 5月半ばから大平運転士は、ス…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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