過ごし方もルールも子どもが決める 学校と違う学びの場

 過ごし方や決まりごとは、子どもたちが決める――。「サドベリースクール」「デモクラティックスクール」と呼ばれる学び場がこの10年、各地で生まれている。「学校」とは違ったこうした学び場は、2年前に施行された教育機会確保法で重要性が明記されたものの、取り巻く環境は十分には整っていない。

 「これはね、配線図。架空の線路を書いているんだ」

 白い紙に男の子(11)が黙々と線を引く。隣のテーブルでは、別の男の子(13)がパソコンを開いて動画を楽しむ。11月、神奈川県茅ケ崎市の「湘南サドベリースクール」では、子どもたちが「自分のしたいこと」に取り組んでいた。

 子どもたちが全ての話し合いにおいて議決権を持っている米国の「サドベリー・バレー・スクール」をモデルに、2008年にできた。カリキュラムはなく、何をして過ごすかは自分で決める。全員に関わることはミーティングを開き、トラブルが起きた時の対処策、お金の使い道も子どもたちが議決権を持って話し合うことができる。4~18歳が入学対象で、現在、7~14歳の20人が通う。

 部屋には「経験値の表」がある…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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