能登半島地震で被災した石川県輪島市や珠洲市などで一時、少なくとも30カ所以上の集落が孤立した。県は今月13日に集落の孤立が解消されたと発表したが、生活道路の復旧にはなお時間がかかる見通しだ。これまでの大規模な災害でも孤立化が課題となっていたが、専門家は孤立しても乗り切れるよう、事前の準備が重要だと指摘する。
輪島市の中心部から南に約7キロ。打越地区は県道から細い一本道を抜けた突き当たりにある。
1月1日の地震で、この唯一の道が大量の倒木によってふさがれ、12戸の二十数人が孤立した。
チェーンソーで倒木を切断、4日かけて県道へ
電話もインターネットもつながらず、ラジオも入らない。地区一帯は土砂災害警戒区域に指定されており、区長の谷内均さん(66)は「救助まで待てず、一刻も早く避難したかった」と話す。
谷内さんらはチェーンソーを…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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