大村久 倉富竜太 板倉大地
警察庁は15日、大分県別府市で昨年6月に起きた死亡ひき逃げ事件で、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で公開手配中の八田與一容疑者(27)を重要指名手配に指定した、と発表した。指定は8日付。道交法違反容疑での指定は全国初で、殺人容疑も視野に入れた悪質なひき逃げ事件と判断したという。
大分県警によると、事件は昨年6月29日午後7時45分ごろ発生。別府市野口原の県道で信号待ちをしていたバイク2台が八田容疑者が運転する軽乗用車に追突され、当時19歳の大学生が死亡、もう1人がけがを負った。現場にブレーキ痕はなく、指定速度の40キロを大幅に超える速度で衝突したとみられる。
別府署が5月に公開した防犯カメラの映像には、事故発生直後に八田容疑者とみられる人物が、現場の東側にある海岸方向へ裸足で走っていく様子が映っていた。
事件直前には、亡くなった大…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル