大阪府豊中市は14日、市が管理する道路照明灯について、契約を廃止した分の電気代などを関西電力に支払い続けていたと発表した。過払い額は記録が残る1992年度以降で、約900万円(84件)になる。
内訳は、契約廃止分が約540万円(69件)、一つの照明に二つの契約があったものが約360万円(15件)。二つの契約があった約360万円のうち10年分にあたる約147万円は返還されることで、関西電力と合意したが、残りはまだ協議が続いているという。
一方、2007年度以降に市が新設した道路照明灯の電気代約120万円(28件)が未払いになっていたこともわかった。関西電力は市に電気代を請求しないと伝えているという。
14日に記者会見した市基盤保全課の担当者は「関西電力の契約手続き漏れが原因と考えている」と話した。再発防止策として、今後は電話ではなくインターネット上での手続きを徹底し、記録を残すという。(田中祐也)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル