違法薬物で逮捕→NHKをクビ 元アナが自身の体験執筆

 「僕が違法薬物で逮捕されNHKをクビになった話」――。そんなタイトルの本を、アナウンサーとしてNHKに在職中、危険ドラッグを製造・所持したとして2016年に逮捕、罰金50万円の略式命令を受けた塚本堅一さん(41)が出した。現在は薬物、依存問題について知ってもらう活動をしている。

 学生時代から「ちょっとしたご褒美」のように使っていた危険ドラッグについてや逮捕にいたるまでのほか、釈放後のうつ病発症、自助グループなどを経て現在の活動をするようになった理由などが書かれている。

 逮捕が大々的に報道され、しばらく人前に出ることも怖かった。依存症ではないと診断を受けながらも回復施設に通い、薬物やアルコール依存症者とともに過ごすことで、自身も持っていた依存症=特殊な人という偏見に気付かされた。「報道する、される側を経験した立場から、貢献できることがあるのでは」と考えるようになったことが執筆のきっかけだという。

 自身の報道の際、使用していた…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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