近い将来に起きるとされている南海トラフ巨大地震を巡り、紀伊半島―九州の海岸から数十キロ沖合の海底下でプレート境界が強い揺れを出さずにずれ動く「ゆっくり滑り」が2008~18年に少なくとも4回発生したのを観測したと、東京大と海上保安庁のチームが15日までに発表した。想定される震源域の南側、深さ20キロより浅い地下とみられるが、巨大地震との関係は分かっていない。
ゆっくり滑りは地震計では捉えられないが、地面の動き(地殻変動)に現れるため、陸上に置いたGPS機器などで観測されている。
海保が南海トラフ沿いの海底に機器15台を設置、データを回収し分析した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース