自宅内やベランダを使った「おうちキャンプ」、折りたためるいすを持って公園や河川敷でのんびりと過ごす「チェアリング」――。外出を控えたコロナ禍を経て、遠出をせずに、自宅や身近な場所でアウトドアに親しむ人が首都圏で増えている。調理やファッションにアウトドア用品を採り入れる人も多く、気軽にアウトドア体験ができる施設も人気を集めているようだ。
東京都内の男性会社員(41)は昨春の1回目の緊急事態宣言中、自宅マンションの1室を「キャンプ場」にした。家具が何もない5畳ほどの部屋に毎朝、キャンプ用のいすやテーブルを「設営」し、家族で食事したり、在宅での仕事場所にしたり。「自宅でもキャンプの雰囲気を楽しんでいます」
子どもの通う小学校が休校になり、家で子どもを飽きさせないための工夫として始めた。緊急事態宣言が全面解除された後の先月、久しぶりに家族で都外のキャンプ場に出かけたが、いまも家で調理器具や家具にキャンプ用品を活用する。男性は「家でも楽しく過ごせる。今後も続けるつもり」と話す。
「おうちキャンプ」関連商品、昨年より問い合わせ増
アウトドア用品を手がけるス…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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