選手2人ら10人陽性 オランダ代表「すべて終わった」

 東京オリンピック(五輪)大会組織委員会は25日、資格認定証を持つ国内外の10人が新型コロナウイルスの検査で陽性と判明したと発表した。1人は自転車ロード男子ドイツ代表の選手。オランダオリンピック委員会によると、もう1人は、選手村に滞在するボート男子オランダ代表のフィン・フロライン選手。これで組織委が発表した感染者の累計は132人となった。

 陽性が確認されたフロライン選手は、1988年ソウル大会、96年アトランタ大会の金メダリストを父に持つ。オランダのオリンピック委員会の広報を通じて、「(予選)のレースは完璧じゃなかったので、(敗者復活の)レースで修正できればと思っていた。これですべて終わってしまった。それ以上は何も言えることはない」と語った。

 ピーター・ファン・デン・ホーヘンバンド団長は「彼は今回が初の五輪。将来、彼がリベンジしてくれることを確信している。チーム内でさらなる陽性が出ないよう、医療チームは昼夜を問わず頑張ってくれている」とした。

 組織委が発表した10人のうち8人は海外から来日した関係者で、2人が国内在住者。内訳は選手2人のほか、大会関係者が6人、業者とメディアが1人ずつ。組織委は毎日、選手や資格認定証を持つ大会関係者、関係業者、国内外メディアなどの感染者数を公表している。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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