選挙に行かないワケ、教えて! 市議会を動かした過去最低の投票率

 神奈川県厚木市議らが、下がり続ける投票率に危機感を募らせている。7月の市議選の投票率は過去最低の36・47%。なぜ自分たちに関心を持ってもらえないのか。市議会は低投票率の理由を探ろうと、13日夜に市民以外も対象にした意見交換会をオンラインで開く予定だ。テーマはずばり「教えて! 選挙に行かない理由」。

「率直なご意見を」 チラシで呼びかけ

 「どうすれば選挙に行っていただけるのか。どうすれば興味を持っていただけるか。率直なご意見を聴かせてください」

 6日夕、小田急線本厚木駅前。約20人の市議らが、チラシを配り、マイクを握って、行き交う人たちに、13日開催の「市民と議会の意見交換会」への参加を呼びかけた。

 緑色のチラシの中央に「教えて! 選挙に行かない理由」と白抜きの目立つ文字。周りには「予定がある」「興味がない」「面倒だから」「無駄」「誰でもいい」など、想定される理由がびっしり並んだ。

 デザインした遠藤浩一議長は「本来、政治は生活と密着している。立場が違っても、市民に関心を持って政治に参加してもらうことで、みんなでこのまちを良くしていきたい」と話す。

市長選に市議選の日程合わせる案も

 厚木市では今年、2月に市長選、4月に統一地方選の知事選と県議選、7月に市議選と続いた。だが、市議選の投票率は、候補者が多かったのに過去最低を更新。市議らを驚かせた。

 市議会には、市議選を2月の…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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