選挙の応援で存在感 「連勝」の泉房穂・前明石市長が描く対決の構図

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鈴木春香 天野剛志

 独自の子育て施策で知られた前・兵庫県明石市長の泉房穂氏(60)が、全国各地で「選挙の顔」として存在感を見せている。暴言問題で市長を辞めて半年余り。本人は国政への関心を示すが、冷ややかに見る声もある。(鈴木春香、天野剛志)

 「所沢でも『市民派』で勝てた。ポイントは一騎打ち。古い政治対新しい市民という構図づくりだ」

 11月2日、東京・新宿のトークライブハウス「ロフトプラスワン」。泉氏はトークショーに登壇し、ハイボールをあおりながら上機嫌で語った。

 隣に座ったのは、10月22日投開票の埼玉県所沢市長選に無所属で立候補し、現職市長を破って初当選した小野塚勝俊氏(51)だ。

 小野塚氏の出馬会見には泉氏が同席。公約には泉氏が明石市で取り組んだ子育て施策が盛り込まれた。

 小野塚氏は泉氏と並んで写した写真をホームページやSNSに掲載し、一丸となって戦う姿勢をアピールした。

 選挙戦でも泉氏は陣頭に立った。「子どもに冷たい市長を、子どもに優しい市長に」。駅前などで一緒に街頭演説を重ねた。

 自民・公明両党から推薦を受けた現職を相手に、1万5千票以上の差をつけて勝利。

 この結果を受け、泉氏は豪語する。

 「次の衆院選小選挙区で、全部一気にやれば勝てる」

 自信の背景には、今春に明石…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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