今月の東京都八王子市議選で、市選挙管理委員会が作った啓発ポスターは、今月施行の市男女共同参画推進条例の趣旨に反するとして、元市議4人が3日、市に同条例に基づき苦情を申し立てた。4人は撤去も求めている。市側は条例の仕組みに沿って、苦情処理委員会に意見を求めるとしている。
市選管が作ったのは八王子のご当地アイドルで、2人組の「8(エイト)princess」が印刷されたポスター。大写しにされた2人がガッツポーズをし、「てか、選挙行くっしょ?」と投票を呼びかけている。市選管は約4千枚を作成、自治会などに配ったほか、公用車や駅の連絡通路に張るなどしている。2人は2020年の前回市長選でも、イメージキャラクターを務めた。
苦情を申し立てたのは、井上睦子さん、陣内泰子さんらいずれも元市議の女性4人。03年に内閣府男女共同参画局が作成した「男女共同参画の視点からの公的広報の手引」のチェック項目と照らし、問題点が多いとした。
具体的には、男女双方が想定…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル