自民党の派閥パーティーをめぐる裏金事件が永田町を揺るがす中、2カ月前まで法務副大臣だった柿沢未途衆院議員=自民を離党=が28日、選挙違反事件で逮捕された。「有料ネット広告」と「買収」という選挙違反の新旧2手法で嫌疑がかかる。続発する「政治とカネ」の問題に、政治不信は深まるばかりだ。
「公職選挙法の中心は選挙の公平性。買収と有料ネット広告には、資金力の差で公平性をないがしろにする影響力が同程度にある」。検察幹部は柿沢議員の逮捕を受け、こう語った。
票をカネで買う買収の罪(3年以下の懲役・禁錮か50万円以下の罰金)は、選挙違反の古典的なものだ。一方、有料ネット広告の罪(2年以下の禁錮か50万円以下の罰金)は2013年施行の改正公職選挙法で新設された規制で、今回が初適用とみられる。
柿沢「法務副大臣」、捜査に緊張感
端緒は有料ネット広告だった…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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