日米の激戦地だった南太平洋キリバスのタラワ環礁の島で収集された戦没者の遺骨について、厚生労働省は26日、DNA型鑑定の結果、日本人1人の身元を特定したと発表した。個人情報を示す遺品などの資料がない遺骨の身元特定は初めて。 厚労省は2003年度からDNA型鑑定を開始。氏名などのある遺品や埋葬地名簿などがある戦没者遺骨を対象に作業を進めてきたが、本年度からはキリバスや硫黄島で収集した遺骨は遺品がなくても鑑定を行っていた。 米政府は昨年、同国の民間団体が現地で収集した約160人分のアジア系遺骨の検体を日本と韓国に提供。厚労省が鑑定を進めていた。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース