遺族憤る「土下座はなりゆき上のポーズ」 かみ合わなかった社長会見

【動画】知床遊覧船の社長が会見。土下座して謝罪した

 なぜ最悪の事態は起きてしまったのか。北海道斜里町知床半島沖で乗員・乗客26人を乗せた観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明になって5日目。運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)が事故後初めて会見した。土下座して謝罪し、当日、条件付きで出航を判断したのは自分だと認めた一方、なお多くの疑問が残った。

 「お騒がせして大変申し訳ありませんでした」

 午後5時前、斜里町内のホテルの会場に現れた桂田社長は、マスク越しに神妙な表情を見せた。冒頭に頭を下げると、そのまま10秒ほど土下座し、「謝罪しても謝罪のしようがございません」と声をつまらせた。

 その後は、終始うつむき加減で、事故に至った経緯を淡々と説明した桂田社長。質疑応答になると、安全管理態勢を疑問視せざるを得ない発言が相次いだ。

 事故当日、カズワンの出航を…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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